9 に形成される連続性の良い微高地で、河川の増水・氾濫時に堆積した砂やシルトからな ります。自然堤防の背後に続く後背湿地は、河川の氾濫時に水中に浮遊していたシルト や粘土が堆積する場所で、しばしば湿地や沼が形成され、泥炭などの有機質堆積物も認 められます。後背湿地や河道跡は、軟弱地盤で水はけが悪いため水田などに利用されて きましたが、近年は宅地造成されているところが多くなっています。荒川低地の標高は、 上流の大里付近で約20m、入間川の合流点付近で約10m、南端の川口市南部で2 ~ 3m と漸次低下しています。 図6 土地条件図(大宮) 9) 荒川低地 武蔵野台地 大宮台地 さいたま市 桶川市 上尾市 川島町 川越市 荒川 志木市 富士見市