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4-5 鉄道・道路施設での高潮対策
(1)鉄道
(a)地下鉄における対策
地下鉄等の地下空間における高潮対策は、浸水対策が基本となります。つまり、駅出
入口、換気口・換気塔、坑口(電車 が地上から地下に入る口)での浸水対策です。
浸水対策は、駅出入口には止水板や防水扉を設置する、換気口には浸水防止機を設置
する、坑口には防水壁や坑口防水ゲートを設置する、といったものが挙げられます。
写真 13 地下鉄⼊⼝における⽌水の例
21)
写真 14 坑⼝の防水ゲートの例
21)
(b)地上線における対策
地上を⾛る鉄道(地上線)で想定される高潮災害は、線路冠水、法面洗掘、道床決壊、
軌道移動、鉄橋変異、臨海線埋没があります。
その対策は、まず、線区のハザードマップを作成するとともに、浸水エリアとなる箇
所に列車を侵入させない、浸水エリア内の列車を浸水エリア外に移動させるなどの措置
が必要となります。事前に高潮災害が発生すると予想される場合には、計画運休は有効
な防災手段となります。
(2)道路
首都高にあるような高架道路においては、耐久性が重要となります。新設の首都高な
どでは、高潮対策としてエポキシ樹脂被覆の鉄筋を採用するなどの措置を行っていま
す。
一方、地下の場合は開口部からの浸水対策が必要となります。これは、地下鉄の孔口
における浸水対策に準ずるものになりますので、開口部での防水壁や防水ゲートの設置
が、その対応策となります。