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3 - 3 地質の特徴
図14に山手線に沿う模式断面図を示しています。山手線の上野(東京方面)から品
川までの約10kmは、海岸沿いの砂州や埋め立て地である低地を通っており、残りの路
線は台地上もしくは台地の縁にあたります。
図14より、高輪ゲートウェイ駅周辺は、表層は埋土、
有明町層等の沖積層が表層部に堆積し、その下部に東
京層、東京礫層が続きます。ここで、東京礫層とは、
上位の東京層(主に砂と粘土の互層)の基底礫(最下
部の礫層)であり、締まった砂礫から構成されています。
この東京礫層が、規模の大きな構造物を支えるための
支持層に多く採用されています。
図14 山手線に沿う模式断面図(高輪ゲートウェイ駅周辺)