- 17 - 3 地質の特徴 図14に山手線に沿う模式断面図を示しています。山手線の上野(東京方面)から品 川までの約10kmは、海岸沿いの砂州や埋め立て地である低地を通っており、残りの路 線は台地上もしくは台地の縁にあたります。 図14より、高輪ゲートウェイ駅周辺は、表層は埋土、 有明町層等の沖積層が表層部に堆積し、その下部に東 京層、東京礫層が続きます。ここで、東京礫層とは、 上位の東京層(主に砂と粘土の互層)の基底礫(最下 部の礫層)であり、締まった砂礫から構成されています。 この東京礫層が、規模の大きな構造物を支えるための 支持層に多く採用されています。 図14 山手線に沿う模式断面図(高輪ゲートウェイ駅周辺)